「CTIとCRMの違いって何?」
「電話対応の業務効率を上げたいなら、CTIを導入すべき?」


初めてのCRM導入ポイント解説
顧客管理の課題を解決したいBtoB事業者様向けCRM導入のポイント※こちらの資料内容はHubSpotが2023年1月19日に開催したウェビナーの動画とeBookです。
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電話対応に関する業務負担が重くなってきて、少しでも改善策はないかと考えている時に解決策となるのが、電話対応に関する業務をシステム化する方法です。
システム化する際の選択肢として挙げられるのが、CTIとCRMでしょう。
似たような言葉のシステムですが、それぞれには以下のような違いがあります。
電話対応業務の効率化に特化しているのが「CTI」で、顧客情報管理業務の効率化ができるのが「CRM」です。
結論からお伝えすると、ピンポイントで電話対応業務のみの業務効率を改善したい場合は、CTIの導入が欠かせません。
反対に、電話対応業務だけでなくビジネス全体の業務効率を改善したい場合は、CRM導入の方が向いている可能性があります。
CTIとCRMでは、管理できる業務がそもそも違うため「電話対応のどこに課題を感じているのか」を明確にしたうえでシステムを選ばなければいけません。
そこで、この記事ではあなたにとって最適なCRMを選べるようになるために、以下の内容について解説していきます。
この記事でわかること
- CTIとCRMの仕組み・機能・おすすめのケースの違いがわかる
- 電話対応業務においてCTIを導入するメリット4つが理解できる
- CTIとCRMを連携するべき理由を理解して選べるようになる
CTIとCRMでは、そもそもの機能とできることが違います。そのため、導入時に間違えたシステムを選んでしまえば、再導入する手間が発生してしまうでしょう。
この記事を参考にそれぞれの違いを明確に理解しておくことで、システム導入後に後悔するリスクを回避できます。
ぜひ、最後まで読んであなたに最適なCRMを探し出せるようにしてください。
1. CTIとCRMの違いとは
CTIとCRMの大きな違いは、以下のとおりです。
CTI | CRM | |
効率化できる業務 | 電話対応業務 | 顧客管理業務 |
主な目的 | 電話やFAXをパソコンとシステム連携させることで、電話対応業務全体の業務効率を改善・効率化させる | 顧客情報を一元管理し、顧客の目標達成を目指し、良好な関係を構築する |
主な機能 | ・ポップアップ機能 ・着信履歴機能 ・ACD機能 ・IVR(自動音声応答)機能 ・ワンクリック発信機能 ・オートコール機能 ・リスト管理機能 ・リスト作成・共有・異管理など ・通話録音・文字かきおこし |
・顧客情報管理 ・営業支援 ・マーケティングオートメーション |
導入が求められる業種 | コールセンターやテレアポ企業など、電話対応業務が多い企業 | 全業種 |
※CTI:Computer Telephone Integration
※CRM:Customer Relationship Management
CTIとCRM、どちらもビジネスにおける業務を効率化し、抱えていた課題を改善する目的で導入されていますが、大きな違いは効率化の対象となる「業務」です。
CTIが電話対応業務に特化して効率化が実現できることに対して、CRMの場合は顧客情報管理に関するさまざまな業務の効率化を実現しやすくなります。
しかし残念ながら、そもそもの対象となる業務が違うにもかからず、CTIとCRMの違いを明確に理解できていない人も少なくありません。
一見すると、どちらも業務効率改善や効率化に活用できると思われがちですが、以下のように選ぶシステムを間違えてしまえば、新たにシステムを導入し直す羽目になる可能性も考えられます。
・電話対応業務を効率化したいのに、CRMを導入してしまう
・顧客情報管理を効率化したいのに、CTIを選んでしまう
たとえば、電話対応業務に追われる日々を改善したい場合、「CRM」のみを導入しただけでは、電話対応業務を効率化できないでしょう。
まずはCTIとCRMそれぞれの仕組みと特徴を理解したうえで、自社がどの業務を効率化したいのかをしっかりと考え、システム選定することが大切です。
2. 電話対応業務を効率化できる「CTI」
CTIとは、コンピューターテレフォンインテグレーションの略称で、電話対応のプロセス全体の業務効率を改善するために活用するシステムを指します。
「電話対応に時間を割かれてしまい、なかなか他の業務がうまく回らない」
「とにかく受電・架電業務が多すぎて、さまざまなミスが起きている」
このような課題を解決してくれるCTIについて理解を深めるために、CTIの仕組み・代表的な機能・CTI導入がおすすめのケースについてみていきましょう。
2-1. CTIの仕組み
CTIをシステムとして導入することで、電話やFAXをパソコンと連携させて、さまざまな機能をデジタル化して電話対応業務を効率化できます。
具体的には、以下のようなイメージです。
また、CTIは利用目的によって、大きく以下の2つに分けられます。
インバウンド型CTI | ・受電(電話を受付する業務)に特化 ・発信よりも着信が多いのが特徴 ・問合せ対応やクレーム対応などが多いコールセンター業務に向いている |
アウトバウンド型CTI | ・架電(電話を発信する業務)に特化 ・着信よりも発信が多いのが特徴 ・テレアポなど電話で、商品を売り込む営業スタイルの業務に向いている |
インバウンド型とアウトバウンド型のどちらにおいても、電話やFAXとパソコンを連携させるという基本は変わりません。
CTIを導入することで、「受電中・架電中の電話番号」と「パソコン上で管理している情報」をシステムで紐付けることができます。
たとえば、顧客情報と電話番号が紐づけられていれば電話をとる前に顧客の名前を確認できたり、過去の取引履歴などをスムーズに調べたりすることも可能です。
また、CTI導入により電話対応がシステム化されたことで、着信が入ってからオペーレーターが対応するまでの工数を削減できたり、長すぎる保留時間でお客様を待たせるケースも少なくできるでしょう。
2-2. CTIの代表的な機能
電話対応業務を効率化してくれるCTIには、主に以下のような機能が搭載されています。
CTIの代表的な機能
- ポップアップ機能:着信番号から顧客情報を自動検索して、パソコン画面に表示する
- 着信履歴機能:着信の履歴をシステムに保存する
- ACD機能:事前に定めたルールに基づいて、最適なオペーレーターに着信を自動分配する
- IVR(自動音声応答)機能:音声ガイダンスによる自動音声応答での対応
- ワンクリック発信機能:顧客リストからワンクリックで架電できる
- オートコール機能:リストにそって、相手が応答するまで自動発信する
- リスト管理機能:架電対象の顧客リスト作成・共有・異管理など
※ACD(Automatic Call Distribution):着信呼自動分配装置
代表的な機能をみてもわかるように、とにかく電話対応業務を効率化してくれる機能が搭載されているのがCTIの特徴です。
従来の電話対応業務では、受電してからお客様の名前と用件を伺い、そこから必要な対応をしていくためにその都度通話を保留にして情報を調べる場合がほとんどでした。
今までしてきた電話対応で、以下のような悩みを感じている方もいるでしょう。
・通話で伺ったお客様の情報と、システムに登録されている顧客情報を照合するのに時間がかかる
・お客様への返答に時間がかかってしまい、長時間通話を保留にしてしまう
・大量の架電業務のなか、電話番号入力間違えが多発している
・受電が集中してしまいすぐに応答できない場合でも、顧客を待たせることなく対応したい
上記のような、電話対応業務のなかでよくある問題を解決するためには、CTIのように電話対応業務に特化した機能が必要なのです。
2-3. CTI導入がおすすめのケース
以下のケースに当てはまる場合は、まずはCTIを自社に導入することを優先しましょう。
CTI導入がおすすめのケース
- コールセンターで、膨大な数の受電業務にパンクしている
- テレアポがメインの営業スタイルで、毎日の架電業務が負担になってきた
- クレーム対応などで、通話記録を自動記録したい
- 社内で電話対応できる人員が限られているので、少しでも自動化・効率化したい
- 保留時間を短くするために、自動音声対応を導入したい
上記のように、具体的な電話対応業務を改善したいと考えている場合は、CTIの機能を活用することで大幅な業務効率改善が期待できます。
「電話対応する時の〇〇を改善したい」というニーズには、CTIの導入が向いているのです。
とくに、コールセンターやテレアポが主な営業スタイルの企業、もしくはカスタマーサポートなど頻繁にお客様から電話がくる部署にも、CTI導入が向いているでしょう。
3. 顧客情報管理を効率化できる「CRM」
CTIについて理解出来てきたところで、次は顧客情報をシステム上で一元管理できるCRMについてみてみましょう。
CRMとは、ビジネスにおいて欠かせない顧客情報をシステム上で一元管理して、社内で共有していくシステムを指します。
「社内で顧客情報をうまく共有できていない」
「電話対応業務だけではなく、社内全体の業務効率を向上させたい」
このような課題を抱えている企業への導入が増えているのが、CRMです。
CRMについて理解を深めるために、CRMの仕組み・代表的な機能・導入がおすすめのケースについてみていきましょう。
3-1. CRMの仕組み
業種や企業の規模感などに関係なく、多くの企業が社内全体の業務効率改善のために導入しているCRMは、以下の仕組みで顧客情報を管理しています。
ビジネスにおける「顧客情報」は、会社の中でもさまざまな部署で、各々が情報を収集・管理・活用しています。
複数の部署や担当者で顧客情報を管理していると、情報共有に手間がかかってしまったり、顧客ニーズに対して最適な対応ができないことも増えてしまうでしょう。
その結果、顧客と良好な関係を構築できなくなってしまうかもしれません。
CRMを活用することで、複数の部署・担当者が蓄積してきた顧客情報をシステム上で一元管理することで、それぞれの業務効率を改善するだけでなく、情報を活用できるようになります。
CRMの仕組みについて詳しく知りたい場合は、「CRMシステムとは|知るべき基本知識と導入すべき会社を徹底解説」の記事をご覧ください。
3-2. CRMの代表的な機能
近年、多くの企業が導入をすすめているCRMは、搭載されている機能も豊富になってきました。
さまざまなCRMがありますが、大きくは以下の2つにわけられます。
・基本機能のみを搭載したCRM
・基本機能+特化機能を搭載したCRM
運用予算や導入目的によって、どちらを選ぶべきか変わってきますが、基本機能と特化機能の両方で見た場合の代表的な機能についてご紹介します。
9つの基本機能 |
・顧客情報管理 |
---|---|
6つの特化機能 |
・営業活動支援(SFA) |
CRMを運用していくなかで、あらゆる顧客情報がCRMに蓄積されていきます。
・顧客の基本情報
・顧客とのやり取りの履歴
・顧客ごとの取引進捗・商談内容
・顧客の行動履歴(セミナー参加・資料請求回数など)
・顧客の対応履歴(メール開封率・クリック率など)
蓄積された顧客情報は、営業やマーケティング、さらにカスタマーサポートなど幅広く活用できるのです。
基本機能に加えて、特化機能や外部ツールとの連携により、1つの部署だけではなく社内全体の業務効率を大幅に改善してくれるのがCRMの強みといえます。
ここで紹介した機能は、あくまでも代表的な機能の一例です。さらに具体的な機能やメリットについては「CRMの基本9機能と特化6機能を徹底解説|選ぶべき機能とは?」をご覧ください。
3-3. CRM導入がおすすめのケース
CTIではなく、CRMの導入をおすすめするケースは以下のとおりです。
CRM導入がおすすめのケース
- 電話対応後の社内での情報共有を、もっとスムーズにしたい
- 電話対応中に、過去のやり取りの履歴や他の担当者の返答内容などを確認したい
- 顧客情報に加えて、取引履歴や商品企画書・見積書など、あらゆる情報をまとめて管理したい
- ビジネス全体の業務効率と生産性を向上したいが、何から手をつけるべきかわからない
電話対応業務に特化しているCTIに対して、CRM導入は顧客情報管理を主軸として、さまざまな機能と組み合わせることでビジネス全体の業務効率改善が期待できます。
「情報が入り乱れていて、電話対応しているお客様への返答に時間がかかっている」
「各担当者しか情報を持っていないので、お客様と担当者をつなげるのに保留時間が長くなってしまう」
というように、電話対応をするうえで関連する情報管理で課題を感じられている場合は、CTIよりもCRMの機能が必要になる可能性があります。
4. 電話対応業務においてCTIを導入による業務改善例4つ
ここまで読み進めてきたことで、電話対応業務に特化した課題解決のためにはCTIが必要だと理解出来てきたかと思います。
実際にCTIを導入した場合をイメージしてみるために、電話対応業務で悩んでいる企業がCTIを導入による改善例についてみてみましょう。
CTIを導入による業務改善例4つ
- 自動音声応答で、長い保留時間を作らずに顧客に必要な案内を促せる
- ワンクリック発信で、手入力による電話のかけ間違いを回避できる
- 自動録音機能で担当者ごとの通話内容を確認して、対応品質向上ができる
- 文字起こし機能で通話内容を記録し、いつでも再確認できる
電話対応が増えるほど、効率の悪さや人為的ミスが増えてきてしまい、本来の業務に支障が出始めることも多くあります。
もっと電話対応がスムーズにおこなえれば、本来の業務に時間を回せるのにと考えてしまいますよね。
CTI導入で、あなたが悩んでいる課題を解決できるのかイメージしながら、ぜひ読み進めてみてください。
4-1. 自動音声応答で、長い保留時間を作らずに顧客に必要な案内を促せる
CTIの主要機能のひとつである「自動音声応答」を活用することで、お客様を長時間にわたり通話保留にせず、求められている情報を少しでもスムーズに伝えられるようになります。
「〇〇について知りたい方は1番を
〇〇に関する問い合わせは2番を
支払いに関する問い合わせは3番を...」
というような音声ガイダンスを聞いたことがある人も多いかと思います。
このような自動音声応答を事前に設定しておくことで、
・お客様の保留時間を少しでも短くできる
・お客様の悩みを解決するのに最適なオペレーターにつなげられる
・オペレーターと話さずに、知りたい情報を得られる
・24時間いつでも疑問点を解決できる
など、長時間にわたり通話を保留にしてしまい、お客様の時間を奪ってしまうようなケースを回避できるでしょう。
4-2. ワンクリック発信で、手入力による電話のかけ間違いを回避できる
CTIのシステムに登録されている顧客リストから、ボタンをクリックするだけで架電できる「ワンクリック発信」を使うことで、電話番号を手入力する際のかけ間違いをゼロにできるのです。
とくにテレアポ業務のように、着信よりも発信が多くなってくると、毎回流れ作業のように電話番号を入力するようになってしまいます。
電話番号の入力ミスをしてしまうと、時間ロスになってしまいますよね。
電話をかけている担当者もストレスを感じてしまい、電話番号入力ミスを繰り返してしまうかもしれません。
しかし、CTIのワンクリック発信で架電業務をおこなえば
・電話のかけ間違いをゼロにできる
・オペレーターの電話番号入力の負担を削減できる
・顧客のクレーム防止につながる
・架電業務の効率が上がり、より多くの架電ができるようになる
電話番号の入力ミスは、電話対応業務において切り離すことができない人為的ミスのひとつです。
とくにコールセンターやテレアポが多い企業の場合は、架電数も圧倒的に多いため、起こりやすいともいえるでしょう。
CTIを導入することで、そのような電話番号の入力間違いを、ほぼゼロにできるので活用しない手はありません。
4-3. 自動録音機能で担当者ごとの通話内容を確認して、対応品質向上ができる
CTIの自動録音機能を使うことで、担当者それぞれの通話内容を録音して、管理者がモニタリングできるようになります。
担当者ごとの通話内容の録音を確認することで、それぞれがどのような対応をしているのか品質チェックが可能です。
たとえば、
・お客様にお伝えした内容は適切だったか?
・お客様が求めているニーズを汲み取れているか?
・正しい言葉遣いや、声色で対応できているか?
などのように、録音データをモニタリングすることで、担当者ごとの対応品質を確認できるでしょう。
お客様の電話対応をする担当者は、その企業を代表してお客様対応をしていることになるので、対応品質を維持する努力は欠かせません。
対応品質を維持・向上していく意味合いでも、電話対応の自動録音機能を活用して品質向上に努めるべきです。
4-4. 文字起こし機能で通話内容を記録し、いつでも再確認できる
テレアポ業務やカスタマーサポート業務など、電話をかけながらお客様からヒアリングをした内容を手動で記録していると、どうしても人為的ミスが発生してしまいます。
そこで活用できるのが、通話内容を自動で記録・保存できる、CTIの文字起こし機能です。
聞き取り間違いや記入間違いなどによって、アポイントメントの日にちを間違えてしまったり、問い合わせ内容を勘違いしてしまうと、再度確認する手間が発生してしまいますよね。
場合によっては、お客様との意思疎通がうまくいかずにクレームにつながってしまう可能性もあるため、CTIの文字起こし機能などを積極的に活用すべきです。
5. CTIとCRMを連携することで、全方位からの電話対応業務以外もサポートできる
電話対応業務の効率下を考えるのであればCTIの導入は必須といえますが、CRMと組み合わせることで、包括的な電話対応業務のサポートが可能になります。
「3. 顧客情報管理を効率化できる「CRM」」では、CRMは顧客情報を管理するもので電話対応業務をピンポイントで改善してくれるわけではないとお伝えしました。
しかし、CTIとCRMの両方のシステムを導入して、それぞれを連携させることも可能なのです。
CTIとCRMを連携させることで、電話対応関連業務だけでなくビジネス全体を幅広くカバーできるでしょう。
※上記の図は、CRMとCTIを連携させた場合のイメージ例です。
CTIとCRMを連携させることで、CRMに蓄積されているあらゆる顧客情報をCTIでも簡単に閲覧できるようになります。
たとえば、過去の取引履歴や営業担当者、過去の見積もり内容などに、通話中にアクセスすることもできるでしょう。
反対に、CTIで収集した情報や通話ログなどを、CRMに関連情報として保存しておくこともできます。
出典:HubSpotのダッシュボードを参考例として紹介
参考画像のように、CRM上でCTIを介した通話記録なども保管可能です。
過去のやり取りなどを参考に、今後の顧客対応を考えていけるので、より顧客対応の質をあげることができるでしょう。
CTIとCRMは、どちらも単独で導入することで対象となる業務の効率化を実現してくれます。
さらに、両者を連携することで、電話対応業務だけでなくビジネス全体の強固な土台を築けるでしょう。
CTIと連携できるCRMを導入するならHubSpot
さまざまな業種の企業が導入しているHubSpotでは、CTIシステムと連携することで、電話対応業務も含むビジネス全体の業務効率化を実現できます。
HubSpotは、主に以下のCTIとの連携が可能です。
・pickupon:AIが通話内容の概要をまとめてくれる
・Miitel:自動録音・文字起こしで担当者とお客様の通話内容を可視化する
・BizTell:コールセンターに必要な機能をクラウドで一括で利用できる
・callconnect:ネット回線・パソコン・ヘッドセットがあれば利用できるクラウド型電話システム
顧客情報の一元管理に優れているHubSpotですが、CTIと外部ツール連携をすることでよりパーソナライズされた助っ人となるでしょう。
実際に、導入した企業からは、HubSpotとCTIの連携で受電・架電業務をした記録が自動でデータを取得し記録されていくことにより、業務量の可視化ができる点が便利だという口コミもあります。
もちろん、HubSpotではCTI以外の基幹システムなどとの連携も可能です。
HubSpot × CTIで、電話対応業務を含めたビジネス全体の業務効率を底上げしたい場合は、まずは無料プランでHubSpotをお試しください。
6. 電話対応業務でお困りの場合は、CTIとCRMの連携を前提にシステム導入しよう
この記事では、混乱しやすいCTIとCRMの違いと、お困りの課題に合わせて選ぶべきシステムの重要性についてお伝えしてきました。
CTIとCRMでは、そもそもカバーできる業務と利用できる機能が全く違います。
膨大な電話対応業務に心身ともにパンク寸前になってしまっている場合は、CTIを導入して電話対応業務に特化した業務の効率化を考えるべきでしょう。
反対に、電話をかける作業ではなく、社内での情報共有やコミュニケーションなどに課題を感じているのであればCRMが向いている可能性もあるのです。
もちろん、両者を導入・連携させることで、あなたの会社に最適な業務効率改善を実現してくれる味方を作ることもできます。
どちらを選ぶべきかは「あなたが抱えている課題」や「システム導入の目的」などによって変わってくるので、それぞれの違いを明確に理解して判断できるようにしておきましょう。